ファッションブランド、SOMARTAを手がけるデザイナーであり友人の廣川玉枝の個展が渋谷SEIBUで明日、2014年10月19日(日)まで開催されている。
廣川玉枝は元ISSEI MIYAKEのデザイナー、ファッションやアパレルといった枠を超えて「身体」に主眼を置いたデザインを手がけている。

上の写真はMercedez-Benz Fashin Week Tokyoの初日に行われたプレスプレビューの時の回遊式ファッションショーの時の様子で、通常の展覧会にはモデルは立っていない。
#MBFTW に合わせて開催された本展だが、SOMARTAはあえてランウェイ形式のショーをやめて、もっと一般の人たち、特にファッションを学ぶ学生らに自分たちの作品を間近で見てもらいたい、と本展の開催に力を入れた。
廣川玉枝さんとは伊藤忠ファッションシステム未来研のメンバー同士だが、本展では同じくメンバーのtakram渡邉康太郎さんを通して知り合った、JTQ 谷川じゅんじ氏が空間デザインを手がけ、私が紹介したケイズ・デザインラボさんが3Dプリンターで製作したマスクの製作を行っている。

SOMARTAと言えば「身体における衣服の可能性」を追求した「スキンシリーズ」が有名で、今年はNYでの展覧会も行っている。
本店でも「頭」、「胴体」、「腰」といった身体の一部分から、全身を覆う「皮膚」といった区切りで衣服の可能性を追求している。


「着る」と言えば、私の本業(と思われている)ITの世界でも、今年は着用するデジタル端末、「ウェアラブル(wearable)」が大きな注目を集めている。
人はなぜ衣服を纏うのか、そして衣服にはどんな表現や身体との一体化の可能性があるのか、
本展は、ファッション関係者のみならず、今後、ウェアラブル端末などを設計、デザインする人たちにもぜひとも見て欲しい。

残念ながら展覧会は #MBFWT の終了と共に19日(日)の17時に幕を閉じる。
渋谷SEIBUの7階で、入場料はたったの500円。

この機会をぜひ逃さず訪問して欲しい!


なお、今月の廣川玉枝は大活躍で、本展以外にも #MBFWT の期間中ヒカリエの2店舗で提供しているカクテル、AMARTAをプロデュースし、24日(一般は25日)からは外苑前にあるifs未来研サロン WORK WORK Plaza(旧FOB Corp)にてお茶についての研究成果の発表を行う。


SOMARTAプロデュースのカクテル


ifs未来研の成果発表。
同時に展示を行う田根剛は、あの東京オリンピック競技場の最終選考案にまで残り、2014年ミラノサローネのシチズンの展示でも話題をつくったドレル=ゴットメ=タネの田根剛だ!

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